国際結婚の誤解していることがあるかも。国際結婚って未知のことでわからない。結婚したら自動的に永住権もらえるんだよね？
こういった疑問に答えます。
✓About Me ♡
イギリス留学で出会ったフランス人と国際結婚。日本へ出たり入ったりの生活をしています。イギリス→フランス→ベルギー→現在フランス在住。13年ぶりにフランスに戻ってきた今は、フランス生活リハビリ中。
質問されて初めてわかる国際結婚で誤解されていること
国際結婚をしていると、日本人だけではなく他国籍の人からも一瞬
なぜゆえにその質問？？
と思う質問を受ける時があります。別に深い意味はなくて、質問した相手方はいたって素で単なる好奇心で聞いてるし、はてな？と思っている私は、どうやったらそうなるのかな？って思っている話がかみ合ってない状態というか、持ち合わせている知識や常識が違うから起こる単なる誤解。今日はそんな誤解の中で本当によく聞かれる質問をここで解説してみようと思います。
国際結婚に対する誤解でよくされる４つの質問を解説してみました
その① : 相手の国籍が自動的にもらえる
これホントに聞かれるんですけれど、
フランス人になったの？国籍はフランスなの？
って子供の質問かいっ！？って思ったあなた！立派な大人がしてきますよ（笑）
答え：国籍は勝手にもらえません。
特に現時点で日本は成人以上の場合は二重国籍を認められていないので、他の国籍を選ぶ＝日本国籍を放棄するということになります。日本国籍を放棄するということは、例えば日本へ帰国する時に長期滞在をする場合は、日本のビザを取得しなければいけないということになるので、結構めんどくさいですよね。
その② : 永住権が簡単に取れていいね
各国で移民増加により年々厳しくなる永住権取得への道。コロコロ変わる制度や必要条件。
答え： 婚姻の継続や必要条件を満たしている場合によって永住権を取れる国は多いです。が、『簡単に』はいかない場合が多いです。
- 一定の期間の婚姻継続の事実がある（５年以上など）
- 本人や配偶者が国が規定する条件を満たしている場合のみ
- 面接あり
などで振るいにかけて、国が長い期間かけて審査した上で永住権がもらえます。しかも、却下される可能性もある、悲報でしかないですよね。。。。
ちなみにフランスは外国人に与えられる実質の永住権はありません。
最長１０年の滞在許可証を更新する
もしくは
フランス国籍を選択するしか現時点ではありません。これもびっくり～でしょ？
その③ : 結婚後すぐ海外で働けたりして、いいな
これも長い道のりである場合ありなのですよ。
答え：ビザもしくは滞在許可証に労働許可証が不随しているのでその手続きが面倒
結婚後、配偶者ビザ（就労許可付きの場合はすぐ働けます）を申請して移住します。フランスなど現地で滞在許可証に変える手続きがある国もあります。しかし、この配偶者ビザや滞在許可証の取得手続きが大変な場合が多いのですよ。
✓莫大な量の提出書類
- 両者の出生記録
- 無犯罪記録（犯罪はないかの記録）
- 収入証明書
- 健康診断書
- 一緒に住む賃貸契約書
とかなんとかまだまだ続く提出書類リストをひとつずつコツコツ集める地道な作業があります。
✓申請費用がかかる
フランスの１年目の滞在許可証は３万円前後で、２年目以降もまた３万円以上がかかるので
えっ、毎回お金取るの？
って思ってたんですけれど、噂によれば、イギリスチームは十数万がかかると伺ったのですが、ホントでしょうか？それに比べたらフランスはお買い得だなと思って払いましたけど。もしホントなら、あ～恐ろしや。。。と思っております。
✓時間もかかる
初年度のビザ申請の時は郵送不可などの大使館があるので、わざわざ他県から東京の大使館に行かなければならなかったり。そんなこんなで、結婚したからサクッとお仕事しちゃおう♡って感じではないです。滞在許可＋労働許可がないと外国人は働けませんから。
その④ : 相手の国の言葉はぺらぺらなんでしょ？
これを言われてちょぴり傷ついた方いらっしゃいませんか？私もフランス人と結婚してからフランス語をABCから習い始めた身なので、
そんなわけあるかい！？勝手にしゃべれるようになったら苦労しないわ。
って心の中で思ってました。
答え：国際結婚をしてるからって、異国人と一緒に住んでるからって自動的にその言語が話せるようになると思ってもらっちゃ困ります。
確かに上達は早くなるかもしれません。が、最初の頃の私達のように英語で会話をしているとフランス語なんて出る幕なしです。聞くだけで英語がペラペラに～なんて宣伝文句が昔ありましたが言語習得にミラクルやマジックは存在しません。意識的に勉強しないと言語は上達しないので、国際結婚をしていない人と同様にそれ相応の努力は必要です。
✓国際結婚の言語問題についてもっと詳しく知りたいあなた向けのリンクです
国際結婚の誤解に関する質問されたら笑顔で答えてあげましょう
国をまたぐとやはり出てくるのが、ビザや滞在許可の問題から生じる質問。自国で暮らしている人は、自国では何も申請せずに自由にできる労働も外国では許可がないとできないというのを知らないのは当然のことと思います。これを読んでくださっているみなさまはおそらく世界規模で活動している方（しようと準備中の方）だと推測します。じゃなければ、このブログには興味ないと思うから。こういった質問をされることもあると思うので、最初は？？？と思っても、素敵な笑顔で返答をして、海外生活に興味のある人々を増やしていきましょうね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
