フランス滞在許可証の更新6つのステップ/14年前の屈辱を晴らし初めてのカードをゲット(笑)

初回フランス滞在許可証の6つのステップ/長年の屈辱を晴らし初めてのカードをゲット(笑) フランス生活

フランスの滞在許可証の初回更新について概要を知りたい。どんな書類を集めればいいのだろう?どんな手順で進んでいくのかな?

フランスでの滞在許可証の初回更新に関する情報を知りたい。どんなステップが想定されるのかな?こういった質問に答えます。

About Me

フランス人と結婚をし、14年前に滞在許可証の手続きをしたことがあります。しかしあの頃は今みたいにオンライン登録なんてなかったし、フランス側もバタバタ&ヨレヨレ応対で私の書類を失くすという大失態。かなり不信感を抱きつつ手続き開始。今回は14年ぶりに果たして無事もらえるのでしょうか?

初回フランス滞在許可証の更新/14年前の屈辱を晴らし初めてのカードをゲット(笑)

フランスをはじめとする外国で暮らすための滞在許可証のストーリーは語り継がれるものが多いですよね。実際私も14年前に一度フランスに1年半ほど住んでいて、必要書類を提出して待てど暮らせど滞在許可証というのがもらえなかったという屈辱の経験がありますwww

当時はまだオンラインとかもなく、管轄も今とは違う遠く離れたところで、システムも手順も今とは全く違ったんじゃないかな?(かなり前なのであまり覚えてない。。)

ずーっと仮の滞在許可証の代わり(レセピセ)を何回も更新続けて、怪しいな?大丈夫かな?って思っていたら、案の定、

書類を受け取ってないですよ。もう一度送ってください。

ですと。そう、あの頃からフランスの事務クオリティは安定の迷走ぶりな雰囲気です。

だから私にとってフランスの滞在許可証はレセピセのあの紙!用紙!のイメージなのですよ。プラスチックのチップが埋められたカードなんて見たことがない。

今回は14年の年月を経て念願のプラスチックのICチップ付きカードを手に入れました(笑)今回は、初回の滞在許可証更新のための手順についてざっくりとお話したいと思います。滞在許可証の手続きに必要な書類や手順などは地域や状況によって異なるので参考としてお読みください。

ちなみに『初回』とは2年目に正式なTitre de séjourを更新する際を言うらしく、1年目はオンラインで有効化したビザで滞在できるのでその手続きについてはこちらの記事をご参照くださいね。

2023年に10年滞在許可証を取得しました ☟

初回フランス滞在許可証の更新手続き6つのステップ

ステップ① : 県庁のウェブサイトで予約

管轄の県庁サイトで訪問の予約をします。地域によっては県庁ではないところもありますし、現在は郵送のみ受け付けが可能という地域もあるので要確認。詳しい方法は、初回の滞在許可証を更新する方はFormation Civique内で講師の方が言ってくれたり、質問をしてもいいと思います。

このステップでの注意点

OFIIで2カ月前でもいいと言われましたが3カ月前からウェブサイトをチェックしつつ予約をした方がいいです。申請者が多い地域はすぐ埋まる傾向にあり。逆に枠が少ない地方もあって、私の地域は1枠おそらく1名で1週間に10枠以下の予約枠しか準備されてなかった(笑)

ステップ② : 必要書類を集めて準備

必要書類については県庁のウェブサイトに掲載されていました。BUT (笑)、なんとも雑で見づらいサイト構成で我が夫が県庁へ電話すると「全部ウェブサイトに書いてます!」って言われて喧嘩になってましたw ここで判明したのが、夫妻で当日は来てねってことでしたが、そんなことサイトには一言も書いてない(笑)

必要書類は本当にそれぞれの状況によって違うし、管轄地によっても違うし、担当者によっても違うし、なので当日県庁で要求された書類を次のステップ③で記載しますね。

ステップ③ : 当日に県庁へ訪問

当日に要求された書類
  • サイトで訪問を予約した時の予約確認票
  • パスポートの顔写真のページ
  • フランスに入国するために事前に取得したビザのページ(パスポートに貼られてるやつです)
  • 初年度の事前取得したビザを有効化した際のConfirmation de la validation de l’enregistrement de votrevisa long séjour valant titre de séjourの控え
  • パスポートにある出入国のスタンプがある全ページのコピー
  • 住居証明書類(賃貸契約書Bailと住民税のお手紙を提出しました)
  • 写真3枚(35mm×45mm)
  • 出生証明書(acte de naissance戸籍謄本を法定翻訳されたもの)
  • 家族手帳 (livret de famille)
  • 結婚証明書(acte de mariage)
  • フランス語能力の証明書(OFIIが証明したものやDELF・DALF・TCFの証明書など)
  • Certificat Medical (OFIIで健康診断を受けた時に発行される)
  • CIR (OFII訪問時に渡されたContrat d’intégration républicaineの書類)
  • Formation Civiqueの4日間の召喚状Convocation

全ての書類はコピー=提出用と原本を見せる必要がありました。

当日急に言われたパスポートの入出国スタンプのページが超絶に意味不明なんですけど、本当にいるの?って感じです。私は以前ベルギーのIDカードだったので全部そこに記録されているし日本でさえ今やパスポートのICチップに記録されてるのでスタンプ押してるところなんて少ないですよね。まあ、私の旅行先のあちこちのスタンプを楽しんでって感じですけど、やけにアナログだな。。。なんてね。もちろん県庁のウェブサイトには書いてなかったです、多分当日の思いつき&ささやかな嫌がらせ(笑)人間ちっちゃいな、私は大きな心の持ち主なのでちょっとイラってしただけ(←結局イラってしてる)

このステップでの注意点

住居証明書はできるだけいくつか揃えて行くといいかも。私は2種類提出しましたから。

当日は全指の指紋を取られます。なんか切ない気分になるのは私だけ?

最後に無事にレセピセ(仮の滞在許可証の代わり)を受け取って申請手続きは終わりです。

ステップ④ : 許可証ができたという連絡を受ける

1カ月もたたないうちに県庁の電話番号からダイレクトコールが!いたずら電話かと思って、あとで電話番号をネットで調べた疑心暗鬼な私。SMSで来るのかと思ったら、電話。やっぱりアナログ。しかも、明日って来れます?ってなんて急なお誘い。この期を逃すといつにされるかわからないので行きますとも!いいとも!(古い?)ってお返事しました。

ステップ⑤ : 手数料支払いのために印紙を購入する

印紙はオンラインもしくはkioskなどで購入可能。金額は個々で違うので、SMSもしくは私は電話で口頭で教えてくれます。

電子印紙を買うサイトは2つあります。

ビザを有効化した時に使ったサイトÉtrangers en France

もしくは、政府の印紙購入サイト

ステップ⑥ : 受領のために県庁へ訪問

私の場合はダイレクトコールでご指名だったので県庁の予約はいりませんでしたが、予約が必要な方は予約してね。

当日の持ち物
  • レセピセ
  • パスポート
  • 購入した電子印紙

受取サインをして、人差し指の指紋で本人確認をして10分ほどでカードを受領完了です。

フランス滞在許可証の更新の成功のコツは全てを疑ってかかれ(笑)

世界中いろいろな国そしていろいろな人がいるのが当たり前。ベルギーで滞在許可証の更新をした時は個室&オフィスで椅子に座って談笑しながら穏やかに終わりました、書類も事前に書かれていた通りのものだけ要求。だから、フランスの県庁の私たち側が突っ立ってて向こうが据わってる構図とサイトに書いてない要求にびっくりしたのですがフランスでは当たり前なのでしょう。まあ、それぞれの国のキャラがあるのでしょうがせめて長時間だから私は座りたかった(笑)

フランス滞在許可証の更新の際にしておくべきことって全てを疑ってかかれってことwww
必要書類でOFIIのFormation Civiqueに出席した際に講師の方とした会話が思い出されます。

出席証明書っていただけないんですか?

大丈夫、大丈夫。出席の全データは県庁にも送られるから~。


そんな会話をしたのですが、私は一瞬勘が働いた。それ本当にちゃんとできる?ねえ、本当に100%確かな話?ってちらっと思ったんですよね。フランスってシステム化がちゃんとできてるのか、オンライン化されてるのかされてないのかよくわからない実力の持ち主。手紙とか紙ベースが好きみたいだし。エコ団体が激オコの慣習。

だって、出生証明書を何度提出すればいいんだよ!ってくらい要求して来るけど、結婚証明書acte de mariageとか家族手帳 livret de familleを持っている時点で出生確認は完了してる矛盾。

案の定、県庁の担当者にFormationを4回出席した証明書は?って聞かれて、講師の人がデータは県庁に送ってるから証明書はいらないって言ってましたがと言ったら、証明書がいるのよって県庁に言われて、念のため召喚状のお手紙を持ってたので証明できましたけど。私の勘は冴えてる♡

ありとあらゆるケースを想定し、フランス側が大丈夫よ~は当てにならないと思って己の勘とセンスを信じた方がよさそうです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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