パリ・シャンゼリゼ徒歩3分に住む体験/光と影と鳩と破れたカーテンの記憶

パリ・シャンゼリゼ徒歩3分に住む体験/光と影と鳩と共存で破れたカーテンの記憶 フランス生活

華やかなシャンゼリゼ近辺に住むってどんな感じなんだろう?きっと素敵なんだろうな。優雅に暮らしてるんだろうな。フランスの一等地生活について興味がある。

フランスと言えばシャンゼリゼ通り。シャンゼリゼに住むってどんな感じ?興味があるな。そういった疑問にお答えします。

About me ♡

イギリス留学を機に、日本へ出たり入ったりの生活をしています。イギリス→フランス→ベルギー→現在フランス在住。イギリスでたまたま出会ったフランス人と結婚したがために30歳を超えてからフランス語をABCから学ぶはめになり、フランスもフランス語も超スーパービギナーから始め、現在に至ります。

パリ・シャンゼリゼ徒歩3分に住む体験/光と影と鳩と破れたカーテンの記憶

オー ! シャンゼリゼ~。この曲は日本に住んでいた時に小学生が歌っていたのを見かけて、地名度がスゴイな!って関心したものです。もちろん歌えるのはその部分だけですけれどwww

実は私、13年前に2週間弱くらいパリの一等地シャンゼリゼ通りから徒歩3分に住んでいたことがあります。最寄り駅はGeorge V。Louis Vuitton本店の横の通りをてくてくと歩いた場所にありました。

当時住んでいたフランスのド田舎にはいい語学学校がなくて、パリでいいなと思った学校のサマースクールに1カ月参加することを決めて下宿先を探していたところ、日系の情報誌で当方シャンゼリゼ徒歩圏の貸し部屋あります。フランス人家庭です♡っていう告知を見て、

これいいわね~。憧れシャンゼリゼに住める♡

って短絡的そして超ミーハーな私は飛びついたワケです。メールのやりとりも感じのいいマダムだったし。が、その結果、ある意味非常に貴重で興味深い経験をさせていただきました。

13年前だし、もう時効だからいいかな?って思うので書いちゃおう。もちろんシャンゼリゼ在住のみなさまが全てこうというわけではないので一部を見た体験記って言う形のエンターテインメントとして読んでいただければと思います。

パリ・シャンゼリゼ徒歩3分ライフの驚き貴重な8つの思い出

映画に出てくるような外観のアパルトマン

シャンゼリゼからルイ・ヴィトン本店横の道をまっすぐ行くと結構静かになるんですよね。その立地条件で、入り口は厳重な扉で守られていて、中に入るともう一回厳重なセキュリティがかかっている。外観も本当に映画に出てくるようなオスマン様式のアパルトマンでした。映画に出てくるようなっていうか、滞在中、その入り口の門のところに△月△日に○○の映画の撮影があるので、お知らせしまーす。って張り紙してました。

エレベーターも手動で開けるやつ。外観は本当に夢見る映画のよう(←なんか嫌な前触れでしょ?笑)

鳩と共有&共存するキッチン

部屋を借りているだけなのでご飯はもちろん自分で準備します。初日に何か作ろうかな~と思ってキッチンの設備を見に行ったら、2羽の鳩が仲よく、キッチンに無造作に置かれたグラタンをつついてた。窓が開いていたのでやってきたのですね。それもその日だけじゃなかった。。。

冷蔵庫の中もなんだか汚いから、モノプリでレンチンで器も使わなくていいインスタントをずーっと食べてました。オー、シャンゼリゼは何処へ?な気分でしたね。で、これは使用人ぽい身分(=下宿の私)だけが使うキッチンかなと思っていたので、まあ仕方ないわねと思っていたら、違う~。ドラ息子もその友達もそのキッチンでご飯を食べたり、そのグラタンをみんなで食べてた。

言うべきか言わぬべきか迷った末にマダムに、

鳩がですね、このキッチンにいまして。あのですね、ここの食べ物をですね。。。

って言ったら、Ah, bon ? (あっ、そうなの?)で瞬殺で会話終了でした。
日常茶飯事なんだろうけれど、鳩って伝染病持ってるから私はシェアはよしとくよって思いました。

錆びて蛇口のハンドルが回らないシャワー

もう一番苦痛だったのがこのシャワー。ハンドル(水を調整するところ)が錆びてて、回らない上に、温度調整をしたくても、このハンドルが熱すぎて触れない。お水もチョロチョロしか出ないし。これは他の家族は使ってないよね?わからないんですけれど。トイレは共同だったからシャワーもこれ一つだけだったのかしら?

中庭に見える景色は破れたカーテンの家

お部屋が中庭に面していて、その中庭をぐるっと囲むようにアパルトマンの各お部屋がありました。中庭はきれいだよね~って向かいに見える別宅を見たら、なぜだかズタズタに切り裂かれボロボロになったカーテンのお宅が一部屋じゃなく二部屋も。なんだかちょっとホラーな感じでしたね。

一生懸命なマダムと姿を見せないムッシュとドラ息子

お邪魔させていただいたフランス人家庭のご紹介はといいますと、

マダムはいつもご自宅におられました。自宅で仕事してるって言ってましたね。いつもまくしたてるように話す方でフランス語の勉強になりました。

一人息子の高校生の坊ちゃんはアンニュイな雰囲気のちょっぴりドラ息子風。でも、質問したらちゃんとボソボソと答えてくれてました。マダムは息子を溺愛していて、息子はちょっぴりウザがってたかな。

ムッシュは滞在中一度もお目にかかりませんでした。おそらく家に帰ってきてない?出張だったのか、別宅があるのかは存じませんが。

何でもムッシュに聞かないとだめなマダム

お支払いの件で質問したり、手続きの件で質問したり、他のことで質問をするとマダムはいつも、

ムッシュに聞かないとわからない。ムッシュが全部管理しているから。

って回答を一時保留にしてました。私の夫ではなく、ムッシュって言ってたのも印象的で。

今思うともしかしたらムッシュを恐れている?なんて思いました。そう、Formation Civique(市民講座)でフランスでは裕福な家庭でも女性に対する暴力が問題って習って、その時にふと思った次第です。いつもムッシュに聞かなきゃって言うとすごく悲しそうな顔をしてたんですよね。。。あくまでも私の想像ですけれどね。

その時のFormation Civiqueのお話はこちらをご参照ください♡

息子がどんちゃん騒ぎで管理人と喧嘩

ある日、息子が夕方からお友達を呼んで例の鳩キッチンで(笑)晩御飯を食べてたんですよね。それが結構夜遅くまで続いてて、管理人さんがめちゃくちゃ怒って、警察呼ぶとか呼ばないとか揉めてました。でも、マダムは坊ちゃんが大好きなので、

うちの子じゃないわよ、騒いでるのは!

ってトンデモ嘘で逆ギレ。ううん、誰が見ても明らかに坊ちゃん feat. フレンズですよバレてます。なんて思って聞いてましたけれど。

食パン2枚でマダムが激怒事件

私ともう一人別の男性の方が下宿されていたんですが、私が学校から帰ってきて早々に、すっごい怖い顔で、

ちょっと!!!!信じられる?あのムッシュがキッチンにあった食パン(モノプリの)を食べたのよ!

って、すごい怒りようだったので私は最初意味がよくわかんなくって。よくよく聞いてみると、息子がキッチンにいた時にジャムサンドを作っててムッシュがたまたまやってきて、そのジャムパンいいね、僕も食べたいな。って言ったら息子が作ってくれた。ってだけの話です。

息子がどうマダムに伝えたかは疑問ですが、ジャムサンド(モノプリの←しつこい?笑)くらいいいじゃんね。。。なんてちょっぴり優雅なシャンゼリゼイメージが遠のきました。

【結論】パリ・シャンゼリゼ徒歩3分在住の経験は貴重でネタとなりました

間借りでしたが、パリ・シャンゼリゼ近くに住むってそうそう体験はできないのでいろいろな驚きがありましたがいい思い出です。あんなにたくさんいるシャンゼリゼ上流階級群の中でそうそうお目にかかれない面白い家庭に滞在した私ってある種引きが強いなと我ながら感心します。

鳩とは共存できないのと、シャワーが苦痛だったため、当初1か月の予定ですがすぐに次のお家(ルーブルから徒歩5分、今度はいいステイでした)を見つけてお引越ししました。その時も家賃の返金でマダムと揉めました。ムッシュに聞いてみるって聞いてもらったら返金してくれたのでホッ。モノプリのジャムサンドとは話にならん。さすがムッシュ。

今でもあそこにお住まいなのかしら?ああやって下宿を募っていたと言うことは結構やりくり大変だったんだろうなあと推測します。税金対策で現金払いのみでしたし。

全てが経験で思い出。そうやって自分の人生を唯一無二に彩っていくって本当に楽しいですね。しばらくシャンゼリゼには行っておりませんが今度行ったらちらっと通ってみよっと。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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