ナチュラルスピードのフランス語に慣れるためにフランス映画を見ようかな。フランス映画ってトーンが暗め?なんか見て楽しい映画がいいな。
フランス映画でフランス語のスピードに慣れたいけれど、どんな映画がいいかな?こういった疑問に答えます。
✓About me ♡
イギリス留学を機に、日本へ出たり入ったりの生活をしています。イギリス→フランス→ベルギー→現在フランス在住。日仏英のトリリンガル。30歳を越えてから、A.B.C(アーベーセー)の一からの超初心者レベルから始めDELF B2取得。語学学校通い、通信教育、ラジオ講座、通訳学校、オンライン、カフェレッスンなどありとあらゆる学習手段を試しました。
中級フランス語を底上げする楽しくおしゃれなフランス映画を選択する
ちょっとずつフランス語の基礎も積み上げて、ナチュラルスピードのフランス語を聴き取れるようになると、
中級レベルのフランス語力を底上げするフランス映画を知りたい。映画を見ながらフランスの世界観を感じたい。フランス語を全部聞き取れたら楽しいだろうな。そんな望みにお答えします
ってなると思います。
先日に記事で話題にしたフランス語でニュースもその1つ
そしてもうひとつ有力なのは、フランスの映画を見るということ。映画はフランス語に慣れて、フランスの世界観が満載の映像情報です。でも、私の偏見かもしれないのですが、フランス映画って
- ちょっと癖がある
- トーンが暗い
- エンディングがやりきれない時がある
なーんて思ってしまって、
人生ってさ。。。なんて言うのかな?難しいよね。なんかささやかな幸せを探してこっかな。
ってなる時があるんですよ。私の持論ですが、お金払って(=鑑賞代とかダウンロード代)不幸な気分や悲しい気分になるってあり得ない。見るなら楽しくって、明るい未来の活力になるような映画の方がいいと思う。ですので、今回はナチュラルスピードのフランス語にチャレンジ!というワケで私がおすすめする観て楽しくっておしゃれな気分になるフランス映画をご紹介させていただきます。
実は最近、2時間とかじっと座って映画を見るのが苦手で、あまり最新版の映画を見ていないのと、予告版を見て、これ見たい!ってのがあんまりないのですよね。。。なので、最新の映画ではないのですが、私が見ると気分が上がるから何回も見ちゃう映画をここではお話しますね~。
楽しくおしゃれに中級フランス語力を伸ばす/おすすめのフランス映画3選
今日は飽き性の私が何回見ても飽きないフランス映画をご紹介します。ネタバレしないレベルでざっくりとね。
Potiche(邦題 : しあわせの雨傘)
1977年のフランスのお話。フランス映画のすごいところって、何十年前の風景でも、登場人物でもおしゃれで可愛いキャラクターに表現できること。フランス映画界の大御所カトリーヌ・ドヌーヴがジャージ着てジョギングする社長夫人の専業主婦を可愛らしく演じてます。可愛らしいというお年ではないので失礼かもしれませんが、ホントにチャーミング。
ざっくりとした映画の説明とフランス語のスピード
原題のPoticheとは『実用性のない単なる飾り用の花瓶や壺』を意味していて、ここではトロフィーワイフ的な存在である妻を意味しています。亭主関白の社長である夫は、妻=カトリーヌ・ドヌーヴは何もできないし、ただキレイにして主婦業をしていればいいと思ってる。ある日、夫が倒れて、カトリーヌ・ドヌーヴが代行で社長になって、会社を経営していくというお話。
フランス語のスピードはカトリーヌ・ドヌーヴは発音もはっきりしてるので聴き取りやすいし、周りの登場人物も通常スピード。内容も単純なので、話の流れが理解しやすく会話に集中できます。
Populaire(邦題 : タイピスト!)
このタイピスト!も『しあわせの雨傘』よりもっと昔の1958年レトロなフランス時代の映画です。主人公のファッションとキャラクターがめちゃくちゃかわいい。ポニーテールとか、ワンピースが1950年代って感じですが、古臭くないフランスマジックです。
ざっくりとした映画の説明とフランス語のスピード
田舎に住んでいる主人公の女の子が秘書を探していた社長とともにタイプライターの早打ちで世界へ挑むラブコメです。女性がまだまだこれから社会や仕事で活躍し出そうとする時代のお話ですね。実話だそう。
フランス語会話のスピードも普通スピード。主役の社長役(ロマン・デュリス)が早口かな。という感じ。
Quai d’Orsay (日本未公開)
3つの中で一番おすすめの映画なんですけれど、日本未公開のため、日本版でのDVD販売などがないのですよ。フランス版のDVDやBlu-rayなら、リージョンコードの問題が解決されている場合は、パソコンやゲーム機で再生できる場合もあり。一応Amazonリンクを貼っておきますが、お使いの機器で再生できるのかご自身で確認&調べてみてくださいね。
本当にスピード感があって、笑えて、会話の内容も勉強になるのでおすすめなのでなんとかして見て欲しいのでご紹介。
ざっくりとした映画の説明とフランス語のスピード
Quai d’Orsay=フランス語で外務省のこと。その地名に建っているから、通称でこう呼ばれています。タイトルの通り、外務省が舞台です。超マイペースな外務大臣と彼を振り回されながら支える(=尻ぬぐい?)周りのチームスタッフ達のコメディ映画です。
フランス語会話は内容が外務省内の話なので、出てくる単語などが時事的なものもあり、勉強になります。ちょっとキレキャラなので主人公のフランス語は早めですが、周りのスタッフはいたって普通スピード。緊迫するシーンはもちろん早いので、ちょっとレベル高で勉強になります。
この強烈キャラが笑えて好きなので、この映画何回も見てしまうんですよね。
好きなフランス映画をリピート再生して中級フランス語をレベルアップさせる
今回は私がいいなと思った映画をご紹介しました。私が選ぶポイントは、
- 見ていて楽しい
- 気分が上がる
- リピートして見たいなと思う
- フランス語が聴き取りやすい登場人物がいる
そんな感じです。レトロ風なのが気分が上がるし、視覚的にも喜ぶのでまた見たいと思うので好きです。
いろいろな映画を見るよりも、どれか一つ好きな映画を選んで、フランス語のセリフを何回も何回も聞いて、理解するまで徹底的に見るのがいいんじゃないかな~って思います。リピートすることで、聞けなかった箇所が聴けるようになる。わからない単語や表現を調べる癖をつけて、身に付ける。それらを繰り返すことで、
- 語彙
- 日常会話での表現
- リスニング力
- フランスワールドを理解する
一つの映画でも、使えるフランス語が学べます。日本公開されたフランス映画もたくさん見て勉強できるオンデマンドサービスもあります。
何回も何回も繰り返してみて、会話力も上げていくことができます。やはりキレイなフランス語の表現を使っている映画の方がいいし、見ていて暗い気分になる映画はね。。。まあ、お好きならいいのですが(笑)楽しいと続くし、モチベーションもあがるから♡
最後までお読みいただきありがとうございました。