英語の資格のIELTSとTOEICの違いは何?日本で有利なのは?
世界的に通用するのはどっち?それぞれのメリットとデメリットを知りたい。
英語の資格を取るならば、TOEICそれともIELTS?世界を視野に入れている私はどちらを取るべきか?こういった疑問に答えます。
✓About Me ♡
TOEIC905点を取得。イギリス留学でIELTSのAcademic module対策を受けていました。
イギリス系とフランス系外資系企業2社で英語を使用、そしてベルギーでは英・仏語を使用して仕事をしていたので語学の重要性と語学は使える度を痛感。日・英・仏語のトリリンガルで語学学習の研究は10年以上です。
英語資格のTOEIC /IELTSのそれぞれの概要で比較
TOEICとは
ほぼ毎月1回 全国で開催。世界160か国、14,000企業や教育機関で利用されている。
✓試験の内容
✓スコアの判定方法
Listening&Reading Test
こちらが元祖TOEICと言った感じで、大半の人が受ける
リスニング5~495点
リーディング5~495点
合計10~990点の5点刻みのスコアで評価される。
Speaking&Writing Tests
スピーキング0~200点 10点刻みのスコア
ライティング0~200点 10点刻みのスコア
Speaking Tests
スピーキング0~200点 10点刻みのスコア
テストはSpeaking&Writing TestsのSpeakingと同じ
✓スコアの有効期限
合格・不合格の認定ではない=資格証明書ではないので、一般的に約2年間くらいがスコアの有効期限の目安だと言われています。
✓まだTOEIC600未満だからその壁をまずは超えたいというあなた向けのリンク
✓TOEIC600は超えてるけど実はもっと高得点を目指したいというあなた向けのリンク
IELTSとは
ほぼ毎週 全国16都市で開催。世界140か国、10,000企業や教育機関で利用されている。
✓試験の内容
Academic module=英語で授業を行う大学や大学院に入学できるレベルに達しているかどうかを評価するもの
General module=イギリス・オーストラリア・カナダの海外移住申請など一般的な英語力を評価するもの
両方のmoduleが、
- ライティング
- リーディング
- リスニング
- スピーキング
の4つの技能を判定する。4つの技能を効率的に学ぶにはやはり試験の傾向と対策に慣れた学習が有効です。
✓スコアの判定方法
1.0から9.0までのバンドスコアで判定。各技能ごとのスコアとトータルスコアがわかる。
筆記テスト(ライティング、リーディング、リスニング)は同日に行われ、スピーキングは筆記テストの前後6日以内に実施される。
✓スコアの有効期限
筆記テストから2年間有効
英語資格TOEIC /IELTSのメリットとデメリットを比較
TOEICのメリット・デメリット
メリット
・毎月全国で開催されているので受験しやすい
・試験対策情報がたくさんある
・日本での知名度は抜群
・外資系企業の転職の英語力の目安になる
デメリット
・リスニング&リーディングとスピーキング&ライティングと分かれているので、トータル的な測定は両方受験する必要がある
・アジアでの知名度は高いがその他海外では知名度は低め
IELTSのメリット・デメリット
メリット
・英語圏やヨーロッパでの知名度は高い
・4技能全てが計測できる
・スピーキングテストが対面
デメリット
・受験地が限られている
・日本での知名度は低め
・受験料が高め(2020年現在25,380円)
【結論】英語資格はIELTS/TOEICどちらを受験すべき?有利なのはどっち?
日本を拠点として活動する場合
TOEICが断然有利です。
日本国内の英語資格の知名度は英検とTOEICが1,2を争っています。ビジネスで通用する英語資格と言えばやはりTOEICが強いです。日本国内の外資系企業の転職でも、応募条件にTOEIC850点以上などと使える英語レベルとして求められていることもあります。
海外も視野に入れて活動する場合
IELTSが有利です。
TOEICはアジア圏では強いですが、特に英語圏、そしてヨーロッパでも知名度はIELTSの方が高いです。やはり、国際的な語学資格は、
- 読む
- 書く
- 聞く
- 話す
の4技能全てを測定している資格が多く、信頼性のあるものとされています。IELTSはスピーキングは面接官と対面なので、スコアがより正確とされています。
結局どこで英語資格のTOEIC/IELTSを使うかが決め手です
有利な英語資格はどちらかの結論は、
日本を拠点=TOEIC
海外を視野に入れている=IELTS
になります。それぞれのメリットやデメリットも含め、どこで何に使うかを明確にし、受験を考えてみましょう。この記事がその参考となれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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