海外かぶれってどういう人のことを言うの?海外かぶれの人ってとてもイタイからなりたくないと思う。自分らしく海外で暮らすために海外かぶれにならないために意識することってある?
海外かぶれってどんな人の事を言うの?自分らしく海外生活を楽しむために海外かぶれにはなりたくないけれどどこを気を付けたらいいかな?こういった質問にお答えします。
✓About me ♡
イギリス→フランス→ベルギー→現在フランス在住。昔から海外旅行や国際交流に興味があり、日仏英語を操り日本での国際交流や外資系勤務を経て海外生活へ。興味があることは潜在意識を上手に使って自分の好きな世界を創造すること、美容と健康に関すること。世界中の美しい景色とかわいい自分を調和させることが私のデフォルト設定。目指すは年齢不詳の優美な女性♡
海外かぶれと呼ばないで/ 海外生活で自分の素に戻る毎日
海外生活も長くなるといい意味でも悪い意味でも外国や外国人という異なるカテゴリーに対して新鮮味や驚きがなくなり、日本で見かける外国人崇拝というか、海外は素晴らしい!〇〇人はかっこいい、素敵!っていう無条件降伏フィルターがなくなる。
あっ、みんな同じ人間なんだな。別にフツーの地球人。逆にリアルな面を見ると大したことないな (笑)
なんてちょっぴり冷静な目線 (別名は時折の腹黒目線w) で思って、その中で私という個を尊重して広い世界で自分らしく生きようと素に戻る毎日でございます。
留学や旅行から帰国したり海外に憧れている場合、一時的に接触している、あるいは一側面しか見ずに判断する傾向があるため結構この無条件降伏フィルターというのか、海外って素敵フィルターがかかる場合がある。かくいう私も国際交流や海外旅行が趣味で、海外のドラマや文化が好きでむかーしはそんな感じだったなあと今は遠い目だわ。。。海外かぶれ倶楽部のメンバーとして活動していた感じ。でも、海外で暮らしているとわかるのですが、海外かぶれって自分のスタイルがない、自信がないと同義なんだなということ。
これらをちゃんと棚卸して私はこうありたい、こう生きたいということがはっきりしていないからだと思うのです。だから○○国に住んでいるから、その国風に、〇〇人の流行りを真似る、馴染むために真似てみるみたいなとっ散らかった路線に走ることになる。それが素敵と思うのならいいとは思うのですが、私としてはいわゆる海外かぶれは避けたい。だって、自分自身じゃなくて自分ではない誰かになろうとしているので居心地が悪いし、『私が私の人生の指令塔』という信念に反するから。
そこで私が避けたるために意識している私なりの海外かぶれの定義についてお話ししてみようと思います♪
私が思う海外かぶれの基本的な3つの定義
その① : 現地人の通常モードをそのまま真似る
現地人の通常モードとは、マナーや当たり前の習慣などを指しています。現地ではとりわけ普通だから、みんなやっていることだからという理由で日本だったらしないだろうなということを平気でしてしまうのは悪い意味でかぶれていると思うのです。こう思わされた出来事の例があるの。
日本在住のフランス人おじ様が話してくれたお話。日本の駅プラットフォームで電車待ちの列に並んでいて、電車が来たから乗ろうとしたら、日本人女性が列にも並ばずにすっと横から電車に乗り込んだ。おじ様はその日イライラしていたらしく、フランス語放送禁止用語のS●lopをお見舞いしてしまったところ、その女性が、
私は15年パリに住んでいたのであなたの言っていることわかりますよ!失礼ね!
なんてすごい剣幕で言われたそう。まあ、結論は両者どっちもどっちですけど。でも、違うそうじゃない (song by 鈴木雅之氏) まずは日本では列に並びます。フランスは並んでいるのか並んでいないのかわからない列が不自然にできているけどw そこが事の発端。その国ごとに雰囲気ルールがあるからそこは倣うべし。そしてもう一点思ったのが、フランス人を観察していて思うのですが、感情的(とりわけ女性の怒り)になる沸点が低い。で、ちょっとしたことで言い返すという習性。言わなきゃ負け、論破しなきゃ負けみたいな傾向にあり、中身がともなっていなくても理論的じゃなくても即座にとにかく言い返す的な女性を結構見かけます。15年のパリ生活でそれを学んだのかしら?なんてふと思ったわ。マナーや習慣は国ごとにフレキシブルに合わせるのがスマートじゃないかしら。そしていらぬ習性 (ここではとにかく言い返す) で問題の核心を見失うのも違うかなってね。
その② : 流行りのスタイルをそのまま真似る
外国人風とか流行っているというスタイル (洋服や髪型など)が自分に似合う、自分の本当の好みとは限らない。そこは見極めて自分のスタイルに取り入れた方が美しいと思う。
例えばですけど、義妹がパリに住んでいるのでたまにお邪魔するのですが、一緒にお買い物に行った時に気づいたこと。
ネイルの色が赤とかボルドー色とかが多いけど流行りなの?
うーん、そうだね。その色が多いし、濃い色が多いね。
日本は結構淡い色多いですよね?私もそういう点では日本人の感覚を持っているのか、淡い色が好き。私の感覚からすると赤ネイルって毒々しいなんですよね。鷲掴みされて食われそうっていうw もちろんこれは私の美的感覚なので合っているとか間違っているっていう話ではなく好みの問題ね。そういえばこの間パリでお買い物してレジで店員さんが手こづっててしばらく待っていたら、申し訳ないってお詫びでくれたマニキュアも真っ赤だった (笑) 義妹にあげたけど。
それと私は海外に来てから着なくなったのはデニム素材(ジーンズ)。海外のみなさまはさっそうと着こなしていますが、私は背が低いので子供っぽく見える・カジュアルすぎると鏡に映った自分を見てすっぱり止めた。ボーイフレンドデニムなんかボーイフレンドを通り越してやんちゃなお子様デニムだわって。お尻が垂れているとおばさまっぽさが出るしね。デニムっておしゃれに着こなすのは結構ハードル高いアイテムだなあと私自身は思ってる。流行りやよくあるスタイルをそのまま適用するのではなく、似合うや自分がしていて満足というものだけをじっくりと見つけて取り入れるのがいいのかなって。
その③ : 海外出羽守
遅ればせながら最近知ったこの単語『海外出羽守』。
俗語における出羽守(でわのかみ)は、他者の例を引き合いに出して物事を語る人のことである。特に海外と比較して日本を批判する人を「海外出羽守」と呼ぶ。
Wikipedia
もう世の中には知らないことがまだまだあるね、伸び代しかないわ♪この海外出羽守さんは海外かぶれの代表的なものかも。そもそも海外と日本を比べるのは不可能だと思うけれど、そこを敢えて攻めていくチャレンジングな行為。日本ダメ、外国が上を前提に判断する傾向にあるよね。
国の規模も産業も文化も人種も背景も違うものを比較するというのは無理な話。その国の一部を切り取っていい悪いという話じゃなくってどの国も全体的に見ればいい点も悪い点もあるから。フランスだっていい点もあれば、おいおいどうした、大丈夫か頭は!???っていう点も正直あるからw 実際見てみるとシャンゼリゼやおしゃれなカフェだけじゃないし、もういろんな人達が混ざり過ぎて国がキャパ超えで混沌としているのも別の側面。その国ぞれぞれの在り方ややり方や人となりがその国家を作っているのでは?違いがあるから面白いわけだし。全体的に物事を見るというのが海外かぶれじゃないものの見方じゃないかしら。
海外かぶれを避けて美意識や信念を失わず自分らしく世界を遊ぶために
海外かぶれにならないためには、要は自分自身の信念や美意識がしっかりしていれば自分にとっていい影響を与えるものは取り入れて魅力に変えていけるし、そうじゃないものはスルーできる。その精査をせずになんとなくそのまま●●人みたいになりたいからみたいな感覚で取り入れるというのが『海外かぶれ』ということだと私は思う。私は配偶者がたまたまフランス人なので全くノーマークで興味がなかったフランスという国に触れる事となり、未知の国フランスについて本を読んだり、フランス人と接することであっちこっちふらついてた時期もある (笑)
そうか~、手持ちの洋服は10着じゃなきゃいけないのか。。。えっ、大半の答はNon (ノー) であることが自立した女性の証なの?いくつになっても恋愛脳でセクシーを軸として生きなきゃ女性失格?・・・。。。。。
なんて最後はコメントに困るような気分になってしまって。断片的な情報に振り回され自分のキャラや好きなこと、ありたい姿を完全無視して私という個人を見失っていたなあ。あっ、洋服10着はご存知の方いるかしら、そんな本が日本で流行ってたよね?
私の謎のフランス人像の迷走ぶりについて書いた以前の記事はこちらからどうぞ ☟
そして私のフランス語の先生が面白いよって教えてくれた本に書いてあったことを思い出す。題名も正確な文章も忘れちゃったけれど、英語の書籍でオーストラリア人女性がフランス人と結婚してパリに住む実話で、その中でそのオーストラリア人女性がこんな感じのことを言っていたような、めちゃくちゃうろ覚えですが。
パリに住んで自分の話す言語も変え、ライフスタイルも変え、考え方も変えたのに、なかなかフランス (パリ) にはなじめない。どこまで自分を変えたらいいのだろうか?
この言葉がヒントかも。自分という個を変えてまでそこに合わせよう、馴染もうとすると自分を見失ってしまう。海外かぶれもそれと同じ。世界中をフレキシブルに喜びを持って楽しむためにはしっかりと自分の信念と美意識を守った上で海外かぶれするのではなく、自分にとっての海外のいいところのみを取り入れて魅力に変えていく。これが自分らしく世界中を優雅に遊ぶということなのではないかしら。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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