フランス語資格のDELF/DALFとフランス語検定とどちらを受験すべき?
どうせ受けるなら仕事や留学に有利な方がいいなあ。
こういった疑問に答えます。
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DELF B2と仏検準1級の両方を保持しています。日本そしてフランス語圏であるフランスとベルギーで実際に就職活動や生活していく上でも役に立ったケースも含めお伝えします。
フランス語資格のDELF・DALF /フランス語検定のそれぞれの概要で比較
DELF・DALFとは?
フランス国民教育省認定←つまりはフランス政府公認
年に2回実施(春季と秋季)
DELF A1~B2とDALF C1とC2の2種類に分かれる認定試験。レベルの詳細は下記の表参照。
日本フランス語試験管理センターサイトより抜粋させていただきました
試験内容は聴解 読解 文書作成 口頭表現の4種類
フランス語検定とは?
日本の文部科学省後援
民間団体の公益財団法人フランス語教育振興協会が行うフランス語検定試験
年に2回実施(春季と秋季。但し1級は春季のみと準1級は秋季のみ年1回)
レベルは5級~1級まで。
試験内容は、5級~3級までは筆記と聴解のみ、準2級~1級は1次試験(筆記、書き取り、聞き取り)、1次試験合格者対象に2次試験の口頭表現
参考までに、DELF/DALFと仏検の対応レベルは以下の通り
フランス語技能検定試験サイトより抜粋させていただきました
DELF・DALF /フランス語検定のメリットとデメリットを比較
DELF・DALFのメリットとデメリット
※余談)口頭表現試験の面接官は2人組で1人は進行兼ニュートラル、もう一人は意地悪質問役という役割分担を決めていると聞きました。なので、結構アグレッシブに一人が攻めてくるので取り乱してはいけません。私はちょっとイラっとしちゃいましたけど、笑。
フランス語検定のメリットとデメリット
【結論】仏検/DELF・DALFどちらを受験すべき?有利なのは?
私の結論はDELF・DALFです。
なぜなら、フランスはもちろんのこと世界で通用するティプロムだから。
どうせ同じ勉強をして試験を受けるなら広範囲で通用するものを取っておいた方がいいと私は思います。日本で活動をする際、仏検の方がまだメジャーだと思います。
確かに、日本で就職活動をした際は、DELFって何?という一般企業の方が多く、ブリュッセルの政府関連の面接官の方(駐在員の方でしょう)も???とおっしゃってる方がいたのは事実です。でも、一言『DELF B2は仏検の準1級レベル相当です』と付け加えると、あ~なるほど~となるので問題ないかと。フランスなどで就職活動する時でも、履歴書に記載もできますしね。
フランス留学を目指している方、フランスに住むことを目標としている方は、DELF/DALFの一択です。
ありとあらゆるところで語学力証明書がいるのでディプロムを持っているとそれを提出するだけで話は済むので便利です。
DELF・DALF /フランス語検定の両方受験もあり
フランス語を学習している方で現時点の実力を証明するツールが必要だと思います。資格取得はひとつの目安ですし、もっとがんばろうという目標にもなるので、モチベーションも上がります。
DELF/DALFは、自分で意見を書いて、話してという作業が大半なので試験準備もとても大変です。
しかしそれだけやりがいがありますし、フランス社会で通用するものなので私はおススメします。
仏検も語彙力がかなり試されるのでDELF/DALFとは違った勉強のアプローチで実力がつくと思います。
両方受験するのも手ですし、どちらかに絞りたいというならばDELF/DALFかなというのが私の意見です。
最後までお読みいただきありがとうございました。