フランス語資格はDELF・DALF /フランス語検定のどちらが有利か【比較】

フランス語資格はDELF・DALF /フランス語検定のどちらが有利か【比較】 フランス語

フランス語資格のDELF/DALFとフランス語検定とどちらを受験すべき?
どうせ受けるなら仕事や留学に有利な方がいいなあ

こういった疑問に答えます。

About me ♡
DELF B2と仏検準1級の両方を保持しています。日本そしてフランス語圏であるフランスとベルギーで実際に就職活動や生活していく上でも役に立ったケースも含めお伝えします。

フランス語資格のDELF・DALF /フランス語検定のそれぞれの概要で比較

DELF・DALFとは?

フランス国民教育省認定←つまりはフランス政府公認

年に2回実施(春季と秋季)

DELF A1~B2とDALF C1とC2の2種類に分かれる認定試験。レベルの詳細は下記の表参照。

日本フランス語試験管理センターサイトより抜粋させていただきました

試験内容は聴解 読解 文書作成 口頭表現の4種類

取得するメリットは?
  • フランスの大学登録に必要な語学試験免除(B2/C1/C2保持者)
  • フランスでの滞在許可証2年目更新の際の必須条件A1の証明になる
  • フランスでの滞在許可証10年カードの必須条件A2の証明になる

フランス語検定とは?

日本の文部科学省後援

民間団体の公益財団法人フランス語教育振興協会が行うフランス語検定試験

年に2回実施(春季と秋季。但し1級は春季のみと準1級は秋季のみ年1回)

レベルは5級~1級まで。

試験内容は、5級~3級までは筆記と聴解のみ、準2級~1級は1次試験(筆記、書き取り、聞き取り)、1次試験合格者対象に2次試験の口頭表現

取得するメリットは?
  • 国家資格『通訳案内士』のフランス語筆記試験免除(1級保持者)

参考までに、DELF/DALFと仏検の対応レベルは以下の通り

フランス語技能検定試験サイトより抜粋させていただきました

DELF・DALF /フランス語検定のメリットとデメリットを比較

DELF・DALFのメリットとデメリット

DELF・DALFのメリット
  • フランス政府公認なので世界中で通用する
  • フランス社会で証明書として使える
  • 聞く・読む・書く・話すの4つの能力がまんべんなく測れる
DELF・DALFのデメリット
  • 受験料が高い(一番下のA1で9900円)
  • 日本での受験地がかなり限られている(全国で9か所2020年現在)
  • 文書作成と口頭表現試験がレベルが高いので難しい
  • 口頭表現の面接官はフランス人が多いので癖のある人に当たると困る※下の余談を見てね

※余談)口頭表現試験の面接官は2人組で1人は進行兼ニュートラル、もう一人は意地悪質問役という役割分担を決めていると聞きました。なので、結構アグレッシブに一人が攻めてくるので取り乱してはいけません。私はちょっとイラっとしちゃいましたけど、笑。

フランス語検定のメリットとデメリット

フランス語検定のメリット
  • 日本の31都道府県で受けられる(1次試験)
  • 日本人になじみのある試験問題形式
  • 2次口頭表現試験の試験官は日本人で比較的ソフト
  • 受験料が比較的安い(3級6000円)
フランス語検定のデメリット
  • 日本でのみ通用する
  • 近年存続の危機を迎えているそう

【結論】仏検/DELF・DALFどちらを受験すべき?有利なのは?

私の結論はDELF・DALFです。
なぜなら、フランスはもちろんのこと世界で通用するティプロムだから

どうせ同じ勉強をして試験を受けるなら広範囲で通用するものを取っておいた方がいいと私は思います。日本で活動をする際、仏検の方がまだメジャーだと思います。

確かに、日本で就職活動をした際は、DELFって何?という一般企業の方が多く、ブリュッセルの政府関連の面接官の方(駐在員の方でしょう)も???とおっしゃってる方がいたのは事実です。でも、一言『DELF B2は仏検の準1級レベル相当です』と付け加えると、あ~なるほど~となるので問題ないかと。フランスなどで就職活動する時でも、履歴書に記載もできますしね。

フランス留学を目指している方、フランスに住むことを目標としている方は、DELF/DALFの一択です。
ありとあらゆるところで語学力証明書がいるのでディプロムを持っているとそれを提出するだけで話は済むので便利です。

DELF・DALF /フランス語検定の両方受験もあり

フランス語を学習している方で現時点の実力を証明するツールが必要だと思います。資格取得はひとつの目安ですし、もっとがんばろうという目標にもなるので、モチベーションも上がります。

DELF/DALFは、自分で意見を書いて、話してという作業が大半なので試験準備もとても大変です。
しかしそれだけやりがいがありますし、フランス社会で通用するものなので私はおススメします。

仏検も語彙力がかなり試されるのでDELF/DALFとは違った勉強のアプローチで実力がつくと思います。

両方受験するのも手ですし、どちらかに絞りたいというならばDELF/DALFかなというのが私の意見です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

スポンサーリンク
error: Content is protected !!右クリックはできませんのでご了承ください。