フランス滞在許可証Formation Civique 初日/当たり前の基準の違いを肌で感じる

フランス滞在許可証Formation Civique 初日/当たり前の基準の違いを肌で感じる フランス生活

フランスの滞在許可証1年目に受けるのが義務付けられている市民講座Formation Civiqueの初日について知りたい。何を学ぶの?雰囲気はどんな感じ?持ち物とか注意すべきこととかある?

フランスでの滞在許可証取得に必須な市民講座Formation Civiqueの1回目はどんな感じ?持ち物や注意点を知りたい。
こういった疑問にお答えします。

About me ♡

イギリス留学を機に、日本へ出たり入ったりの生活をしています。イギリス→フランス→ベルギー→現在フランス在住。フランス人と結婚をし13年前に滞在許可証の手続きをしたことがあります。しかしあの頃は今みたいにオンライン登録なんてなかったし、フランス側もバタバタ&ヨレヨレ応対で私の書類を失くすという大失態。かなり不信感を抱きつつ手続き開始。今回は13年ぶりに果たして無事もらえるのでしょうか?

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フランス滞在許可証のための市民講座Formation Civique 初日/持ち物や注意すべきこと

フランスへ引っ越してきて約半年。OFIIとの面談や健康診断はすぐに済ませておりました。

しかしその翌月に設定されていたフランス滞在許可証1年目に参加が義務付けられている市民講座Formation Civiqueはロックダウンの影響で延び延びに。

しばらくないからうれし~。4日間丸1日拘束ってキツイわ~。このままオンラインとかにならんかね。

たかをくくっていたらお年始にしれっと召喚状を送ってきたOFIIさん。しかも届いた時は既に初日の日程過ぎてるwww放っておいたらすぐに2回目!ってハンコが押されて違う日程のが2日分届きました。ここで注意点の1つめ

Formation Civique 召喚状の再送は3回目まで

その後は別途メンドクサイ手続きいるらしいです。

当日にPôle Emploiの研修センターで行われた市民講座の初日に参加した時の記録をシェアしておこうと思います。もちろん地域や状況(コロナ禍だから普段とは大幅に変更されているでしょうね)そして時期にもよるのでこんな感じですというのが伝わって少しでも次に受けられる方々の参考になればと思います。

まずは受講してわかった持ち物や注意しとくといいよというポイントの続きから。

当日の持ち物

  • メモ
  • ボールペン(ペン)
  • ランチ(コロナ禍で配給されずなので持参。普段は出るそうです。)
  • マスク(コロナ禍仕様)

プリント一切くれません。パワポのプレゼンを見ながら講師の方がどどーっと話ます。
講師の方曰く、

自分でリサーチするクセを付けて欲しいから。

だそうで、ちょっと学生な感じですね。

参加にあたっての注意点

  • 時間厳守
  • 遅刻者は参加拒否される
  • スマホ使用は休み時間のみ
  • 午前中と午後に1回ずつ出席を証明するためのサインする用紙が回ってくる

講座の時間は朝8時30分~16時まで。休憩時間は午前中と午後に1回20分ずつと昼休み1時間。

参加者は15人(モロッコ強し。アルメニア、ジョージア、アフガニスタン等)
通訳アラブ語1名、アフガニスタンの言語1名(←何語か知りません、ごめんなさい)

フランス滞在許可証市民講座Formation Civique 初回のざっくりレジュメ

フランスクイズ~

  • 歴史
  • 地理
  • 地域の特色
  • フランス語

などについてのクイズからスタート。本来ならタブレットでお隣さんとするようですがコロナのためタブレット使用は禁止で全員でしました。

健康に関すること

  • 保険制度についての説明(国民健康保険 Sécurité Sociale&任意保険 Mutuelle)
  • かかりつけのお医者さんMédecin Traitantの探し方

世帯収入が低い人は医療費はタダというのに驚いたワタクシであります。至れり尽くせりのフランス。

運転免許の書き換えについて

  • 書き換えができる対象国かどうかを調べる方法
  • 書き換えの方法
  • 車検の話

仕事について

  • 仕事の探し方
  • 職業の種類

仕事にはCVとモチベーションレターがいるよとかそんな感じです。

育児について

  • 産休・育休システム 
  • 保育園・託児所について
  • 保育園の探し方

フランスの産前産後休暇って16週間なのですね(産前6週間、産後10週間)

住居について

  • 住居の探し方

主に公営住宅Logement Sociale の探し方とエージェントの紹介が多かったな。

本当にざっくりですが流れはこんな感じ。あまり自分に関係ない項目はほとんど中身を覚えておらずwwwもう引っ越してきて半年経ってるので生活に必須な手続きはほぼできてるし、夫がフランス人でかれこれ15年以上一緒にいるので今更感もあり上の空な私でありました、てへ。

フランス滞在許可証更新や生活に役立つリンク/免許・健康保険・就職など

そんな上の空講座の中で(笑)

いかんいかん、なんかこのブログを読んでくださっている方に役に立つ情報を仕入れておかねば!

そう思いメモをしたリンクなどを書いておきますね。でもメモしたのほとんどないです、A4半ページ以下www書き記すのがちょっと恥ずかしいレベル。でもいってみよう!

フランスの緊急番号

  • 15 救急(SAMU)
  • 17 ポリス
  • 18 救急消防署

私恥ずかしながらごっちゃになってました。Formationの講師の方に

もし僕が救急で頼みたい時は君に頼むのはよしとくよ。

なんて言われたわ。ですよね~。でも、ちゃんとメモしたから大丈夫♡

フランス生活での公的書類の発行などの行政サイト(免許や住所変更など)

AGENCE NATIONALE DES TITRES SÉCURISÉS(通称ANTS)

  • 運転免許
  • 滞在許可証
  • 住所変更
  • ステータスの変更

これらの手続き情報もここで調べられます。

フランス 生活に必要な公的情報サイト

Service-Public.fr

フランスの日常生活に密着した情報サイト。カバーしているのは数多くこんな感じ。

  • 結婚やPACS
  • 健康保険
  • 住居
  • 仕事

とりあえずこのサイトみたらフランス生活の全体像はいけそう。

国民健康保険に関するサイト

Ameli.fr

L’assurance maladieの加入などの手続き関連のサイトです。アメリちゃんなんてかわいいお名前。

フランスの職安

Pôle Emploi

フランスの職安で仕事を探すだけではなく、職業訓練講座 Formationもたくさん開催しているようです。スキル磨きたい!って方は問い合わせてみてもいいかも。FLE(外国語としてのフランス語教育/外国人にフランス語を教える先生がよく持ってる)の講座とかもあるって言ってたな。

金額は年齢やステータスや講座内容によって無料~有料があるそうです。

管理職でフランス現地企業の仕事を探すサイト

APEC

管理職採用に特化したフランス現地企業の求人をまとめたサイトです。

今までの経歴や資格をフランス用に評価替えするサイト

VAE

日本(海外)で習得した学歴や資格や職歴をフランスでの就職などに最適化するように評価替えをしてくれるサイトだそうです。便利だね~。

資格がなくっても、経歴や経験は就職にすごく役に立つから是非このサイトで見てみて!!!

って講師の方は熱くおっしゃっておりました。

【結論】市民講座Formation Civique 初回は当たり前の違いで移民とフランスの温度差を感じた

今回のFormationで講師の方がすごく重きを置いていたのがやはりフランスでの自立と地域社会との関わりを持つこと。

なんかわからないんですけれど、今回参加されていた人で1年目の人って私ともう一人だけで。。これ何でかわからないんですけど???誰かご存知ですか?一年目じゃないのこの講座?みんなレセピセ持ってるんですよね。。。滞在2-3年とか5年目のご夫妻もいた。

これはあくまでも推測ですが、レセピセ更新で滞在許可証を発行してもらえてないのかな?滞在許可証の更新条件はDELF A1だからかな?なんてクエスチョンマークが飛び交う初日でした。

やはり講師の方の話から感じたこととすごく仕事の項目に重きを置いていたのでとにかくどっかで働いてフランスに馴染んでってことが言いたいんでしょう、この講座の趣旨は。滞在数年でフランス語がままならないとやはり仕事って難しいし現地の方とのコミュニケーションもですもんね。しかも家族が例えばアラブ語だと家でも周りもおそらくアラブ語で固まるから上達しないだろうし。

家でもフランス語を話す努力をしてね。

そう講師の方はおっしゃっておりました。

でもね、なんとなくわかるような気がする。出身国の当たり前=スタンダードがフランスと温度差あるもん多分。あまりモロッコとかのことは存じ上げませんがバリバリ働いてる女性とかって宗教の関係もあっていなさそうでそれが彼らにとってのスタンダード。バリバリ働いてる人とか生活安定してる人は移民にはならないし。。。

しかも滞在3年目で夫婦とも仕事しておらずでフランス語もさほどという方がいましたが家があって普通に暮らせてるっぽいので、医療費もタダだし、家賃も安い。自分の国よりも恵まれてるかもってなったら何をいまさら働けと?になる国や個人のスタンダードもあるかもなあ。。なんて温度差をヒシヒシと感じて終わっていった講座初日でした。あまりこういった手当が分厚いのも問題かもね、そりゃGilets Jaunesも激オコかも。

とにかくこれで1日拘束×4日間はツライ。別に上から目線とか分けてるわけではなく私もフランスでは移民として扱われますが政治的、経済的とか社会的理由の移民とフランス人との婚姻による移民は少し学ぶべき内容が異なるなと感じた次第です。

まだ初回なのでまたお話しますね~、あと3日分(笑)行くのメンドイ(本音出ちゃったoops !)

最後までお読みいただきありがとうございました。

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